はじめまして、薬剤科のページの新しい管理者の佐々山です。
どうぞよろしくお願いいたします。
私は卒後22年の薬剤師です。
今までに色々な分野の勉強をしてきましたが、今は糖尿病について勉強をしています。
皆さんご存知かと思いますが、糖尿病という病気は薬を使えばすぐに良くなる訳ではなく、毎日の食事・運動にも気を付けなければなりません。
さらに、食事や運動というのは、患者様自身が続けていかなければ意味が有りません。
つまり糖尿病は、我々医療従事者がいくら質の高い医療や情報を提供しても、患者様がやる気を出して病気と向き合ってくれなければ決して良くはならない病気なのです。
又、お医者さん1人の力でもダメで、看護師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師、薬剤師などの各分野の専門家の力が必要となってきます。
これらの専門家は、患者様に対して様々な指導を行います。
糖尿病に対する指導は、特に『療養指導』と呼ばれています。
我々は患者様に、ご自身の病気が良くなるための指導やアドバイスを行うのですが、実際に実行するのは患者様自身なのです。
実際に療養指導を行っていると入院すればすぐに良くなるのに、退院してしばらくすると調子が悪くなって又入院して来られる患者様を良くお見かけします。
ですから私は、薬剤師の立場として少しでもそのような患者様のお役に立てないかと思い、『糖尿病療養指導士』という資格を取りました。
この資格は薬剤師以外にも、看護師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師も取る事が出来る資格で、各自の専門分野の立場から指導を行い、患者様がやる気を出してご自身の病気と向き合えるようにサポートします。
当院には、私以外にも糖尿病療養指導士の資格を持った管理栄養士が1名が在籍しています。
この2名が中心となって、糖尿病教室にて糖尿病に関係するお話しをさせて頂いていています。
昨年度は毎月第2・第4水曜日の午後に開催させて頂きました。
今年度は、少し開催頻度を下げて年6回とし、1回1回の質を上げていこうかと考えていますので、昨年度ご参加頂いていた方々も引き続きのご参加をお待ちしております。
ちなみに、今年度の第1回目の教室は、4月20日(水曜日)14:30に開催しました。以降、偶数月の第3水曜日に開催予定で、第2回は6月15日(水曜日)開催予定です。
詳しくは、みどり病院ホームページ(https://midori-hp.or.jp/)、もしくはFacebook(https://www.facebook.com/midori.hospital/)等でご案内する予定ですのでご覧ください。
当院受付にも案内チラシを置いています。
今後は、私が薬剤師と糖尿病療養指導士の立場で記事を書いていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。