薬剤師を助ける事務のよろづや奮闘中!〜お好み焼き屋から薬剤科クラークへの転身〜

薬剤科

以前、「薬剤科にいるクラークさんってどんな仕事をしているの?」と他部署の方から質問をいただきました。そんな声を受けて、今回は薬剤科クラークの業務について説明していこうと思います。 

仕事内容は大きくは2つに分かれます。毎日行う仕事、月末や月初のみ行う仕事があります。
日々の仕事内容としては、

  • 各部署、病棟などで手術、治療などに使用する薬剤を決まった曜日に持って行く(薬品請求業務)
  • 薬剤の発注、納品された薬品の補充や伝票の処理
  • 採用薬の変更に伴う登録変更や、表示変更
  • 備品の発注、管理
  • 麻薬など管理薬剤の受領書作成
  • 時間外に外来で使用する薬剤のカートの管理
  • パンフレットなどの資料の発注
  • ゴミ捨てや流し周りの洗い物や掃除
  • 整理整頓
  • その他雑務

月末の仕事は、

  • 各種薬剤投与患者一覧表の作成
  • 翌月分のワクチンや薬剤の発注
  • 期限の切れる薬剤を各病棟より回収し、入れ替え

月初は、

  • 伝票の確認
  • 当月ワクチン接種患者のワクチンの外来への払い出し
  • 期限切れ薬剤の記録、処分
  • 血圧手帳などの発注
  • 特定生物由来製剤という管理の必要な薬剤を使った人の登録、集計
  • 月の処方箋の枚数、薬剤指導管理料の件数の集計

などなど、基本的には「薬剤師免許が必要な仕事」以外の事務的業務になります。事務仕事だけでなく、できること気がついたことはなんでもするようにしています。

私の前職は、お好み焼き屋さんでお好み焼きを焼いていました。
事務職はその前にした事もありますが、病院で働き始めた頃は、初めてのこと知らない事ばかりで四苦八苦しつつ頑張りました。

まだ薬について詳しく理解できてはいませんが、薬の名前や配置、処方頻度などは把握できており、他部署への払い出し、発注業務などがスムーズに行えるようになりました。薬剤師さんは薬のことだけではなく病気についても詳しく勉強されていて理解しているところがすごいなと思っています。

事務仕事も早くこなせるようになって、頼まれた人に喜んでもらえるようになりました。私は専門資格を持っているわけではありませんが、自分が医療現場で少しでも役に立てていることが嬉しいです。

今後も、薬剤科の縁の下の力持ちとして医療に貢献できるよう頑張りたいです。