
「放射線技師」という職業をご存じですか?
最近では医療ドラマでも主人公として取り上げられることもあり、少しずつ知られるようになってきましたが、家族に医療関係者がいないとなかなか知る機会がないかもしれません。
実は私自身、高校生の頃に進路を迷っていたとき、叔母から勧められて初めてこの職業の存在を知りました。今回は、そんな放射線技師が実際にどんな仕事をしているのか、みどり病院の放射線技師の1日の流れを紹介したいと思います。
放射線技師は「レントゲンを撮る人」というイメージがあるかもしれませんが、実際には多くの画像検査装置を扱います。
みどり病院で放射線技師が担当する主な装置は、以下の通りです。
- 一般撮影装置(レントゲン写真)
- X線透視撮影装置
- 骨密度検査装置
- CT装置
- MRI装置
- 血管造影(カテーテル検査・治療)装置
- Cアーム装置(手術用X線装置)
- X線ポータブル装置(病棟での撮影に使用)
当院では、全ての技師がこれらすべての機器を扱えるように、日々トレーニングを積んでいます。
~放射線技師の1日の流れ~
朝一番の仕事は、ポータブルX線装置を使って病棟での撮影から始まります。

これは、一階の検査室まで移動できない患者さんのために、病室でレントゲン撮影を行うものです。ポータブル装置は便利ですが、撮影環境が一定でないため再現性が難しく、周囲への被ばく対策も必要となるなど、注意点も多い撮影です。
その後はレントゲン室に戻り、診察を受けた患者さんの一般撮影やCT、MRI、骨密度検査などを担当。技師同士で役割を分担しながら検査を進めていきます。

また、緊急対応や特殊検査が入ることもあります。たとえば、イレウス(腸閉塞)の診断や、透析患者さんのシャントPTAなどが必要なときは、X線透視装置を用いた検査を行います。さらに、手術がある日は手術室に向かい、Cアーム装置を操作してリアルタイムでの撮影補助を行います。カテーテル検査が行われる日には、血管造影装置を扱って検査や治療のサポートにあたります。
正直なところ、私自身がこの道に進む前は、「放射線技師ってボタンを押すだけの仕事でしょ?」と思っていました。しかし実際に働いてみると、患者さんの状態を観察しながら最適な撮影条件を判断したり、医師や看護師と連携して緊急対応にあたったりと、想像以上に責任感のある奥深い仕事だと感じています。患者さんの診断や治療に直結する重要な役割を担っていることに、日々やりがいを感じています。
もしこの記事を読んで、放射線技師という仕事に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
今後もみどり病院では、地域の皆さまに信頼される医療を提供できるよう、当院技師一同努めてまいります。






