つなぎたい!つながりたい!!~地域連携室 看護師として~

私は、平成29年11月に、みどり病院に就職しました。

私は、元々、介護に興味があり、看護師になりました。
その後の経歴は、急性期病棟の看護師⇒長期療養型病棟の看護師⇒居宅介護支援事業所のケアマネジャー⇒地域包括支援センターの看護師という流れになります。
看護学校で、「高齢になると人は弱る」と教わりました。
病棟でも、そう感じました。
ケアマネをしているときも、要介護状態の方の担当でしたので、そう感じました。
しかし、前職の地域包括支援センターでの経験は、私に衝撃を与えました。
地域包括支援センターの対象は、担当する地域に住んでいる65歳以上の方になります。
つまり、元気な高齢者も地域包括支援センターの対象になります。
『高齢になっても、意識すると、こんなに元気なんだ!!元気な高齢者が、こんなに多いんだ!!』という、当たり前のことだけど、目から鱗なことでした。
「地域包括ケアシステムの構築」という最近よく聞く言葉も、そこで知りました。
私は、「高齢になっても、その人らしく、地域で暮らす」という事に興味を持ちました。
そして、それを実現させるためには、地域包括支援センターの看護師・訪問看護の看護師・地域連携室の看護師が連携をはかることが重要であることを研修で知りました。
次は訪問看護の看護師か、地域連携室の看護師を経験してみたいと思っていました。
御縁があり、私は今、地域連携室の看護師としてみどり病院にいます。

地域連携室の仕事について、インターネットで調べると、「患者様がスムーズに医療機関へ受診・入院できるように、また医療機関から退院・転院することができるように、医療機関、介護施設、行政や福祉等、関わる施設をつなぐ役割」と、あります。
その通り、外部の施設やサービスと『つなぐこと』は、わたしの主な仕事です。
入職して5か月。
いつも考えながら、過ごしてきました。
少しずつ、職場にも仕事にも慣れてきました。
地域連携室の看護師の役割について、私は今、それだけではないように感じています。

人は、人生の連続的な流れの中にいる。
病院に入院している時間は、その一部であること。
調子が悪くなったら、病院で治療する。
元気になったら、また、その方の生活に戻って頂く。
あるべき姿で、あるべきところで、また、その方の人生を送っていけるように。
人とひと。
病院から地域へ。
『つなぐこと』も私の役割だろうと思うのです。
そして、それが「地域包括ケアシステムの構築」「高齢になっても、その人らしく、地域で暮らす」ということにつながっていくのではないかとも思っています。
そのためには、患者さんやご家族の方に寄り添った視点で考えること、病状や背景を踏まえ、思いを語っていただける関係を築くことが大事であると思っています。

その方らしく、人生を送っていけるように。
そのお手伝いがしたいと思っています。