地域包括ケア病床始まりました!

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皆さまこんにちは。
地域連携室では患者様や家族様との触れ合いを大切に退院支援や調整を行っています。
急性期の病院では長期に入院することが困難となり、治療を終えると直ぐに主治医より退院の説明がなされています。
みどり病院も急性期医療を行っている病院であるため、平均の入院期間は約2週間前後となっており、長期に入院することが困難となっています。

先日このような患者様がいらっしゃいました。
ご主人が肺の病気になられ、常時酸素を必要とする状態になってしまいました。
患者様ご自身は少し認知能力の低下があり、呼吸が苦しくても無意識に酸素を外してしまいます。
そのため、介護をされている奥様が夜中でも2時間おきに目覚まし時計をセットし、ご主人にキチンと酸素が供給されているか確認しているためほとほと疲れ果て、少し休みたいと希望されました。
しかし、みどり病院は急性期の病院であり医療目的ではない患者様の入院は困難であるため、ご主人の肺の検査と血中の酸素の濃度を確認することを(夜中に酸素が外れていても大丈夫かどうか)目的とし、3泊4日の予定で入院していただきました。
残念ながら奥様のお身体の完全な回復までには至りませんでしたが、今後の療養先も含めて地域連携室が相談役となり、ゆっくりお話を傾聴することができ、安心して自宅に戻ることができました。
この方のように、高齢者ができるだけ自宅や地域で生活できるように調整するための病床『地域包括ケア病床』が2016年4月1日にオープンしました!!

地域包括ケア病床とは

・急性期の治療が終了し、患者様が元気に安心して自宅等へ退院できるよう、準備をしっかり整えるための病床です。
・医師、看護師、病床専従のリハビリテーションスタッフ、医療ソーシャルワーカー等が協力し、患者さんの在宅復帰に向けて退院支援、退院後のケアについて全力でサポートさせていただきます。

どんな場合に利用するの?

・在宅、介護施設に復帰予定で入院治療により病状が改善・安定した後、もう少し経過観察や在宅に向けての療養準備、リハビリテーションが必要な方が対象となります。
・全ての患者様が対象となり、病状や経過等を主治医が判断し、関係スタッフがサポートのうえ、患者さん、ご家族の方へ提案させていただきます。
・一日でも早く元気に退院できるよう開設した病床ですので、退院の準備が整い次第退院していただくことになります。(入院期間は60日を限度とします)

地域連携室では病院(医療)と介護の橋渡しを行い、患者、ご家族様が安心して療養ができるようにサポートしてまいります。
お困りのことがございましたら、入院・外来にかかわらず地域連携室にご相談ください。