朝夕は、ずいぶんと過ごしやすくなってまいりました。
通勤途中に漂ってくるキンモクセイの匂いに、季節の変化を感じる今日この頃です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は、ちょうど二年前のこの時期にみどり病院に入職しました。
その当時も、みどり病院前の街路樹のキンモクセイの匂いが漂ってきていた事が思い出されます。
私が担当させていただいた患者様も300名を超え、患者様のご家族様も合わせると本当に沢山の出会いと経験をさせていただきました。
今原稿に向かいながらも様々な記憶が蘇り、ふと回想に耽ってしまい慌てて原稿に向かっています。
さて、今回私がご紹介させていただきたいのは、来たる11月12日(月)みどり病院において開催される
第四回「FOAMIE JAM (フォーミー ジャム)」についてです。
「FOAMIE JAM」とは?
神戸市西区・明石市を中心とした「地域医療連携の会」です。
ふくやま病院、大西脳神経外科病院、明石こころのホスピタル、みどり病院の四病院で更なる地域医療の活性化を図る目的で2015年に設立されました医療連携の会です。
「FOAMIE JAM」の名前の由来ですが、
F(ふくやま病院)
O(大西脳神経外科病院)
A(明石こころのホスピタル)
M(みどり病院)
FOAM・・・頭文字を取っていることは、お察しの通りです。
では、「FOAMIE・・・IE」 IE?は何を表しているのか??
う~ん、よくわからない。なんだろう。
実は、この会の発足に主に携わって下さった四病院の先生が三重大学出身だったところから
「MIE ミエ」を語尾に付け足したとか。
なるほど~良く考えられた名前だなと感心してしまいました。
では、JAMは?というと、甘くおいしいジャムではありません。
ジャムセッション(ミュージシャンたちが集まって即興的に演奏すること)からきています。
あれ?医療連携の会で音楽は関係あるの?
そうなんです。この「FOAMIE JAM」は音楽とも深いつながりがあります。
参加病院の職員でバンドが結成されており、会の中でそのバンドの演奏も行われるのです。
正に、顔の見える連携で親睦を深める事が出来ています。
ここまで「FOAMIE JAM」の名前の由来を紹介させていただきましたが、そもそも地域医療連携とは何か?について説明させていただこうかと思います。
簡単に説明すると「四病院の連携をより強化して地域医療を支えよう!」という事です。
地域の医療関係は、中核病院だけではありません。
開業医による各専門診療医院をはじめ、診療所や介護療養施設などがあります。
これらの医療機関がバラバラに医療サービスを提供するのではなく、地域の医療機関が連携し、それぞれの医療機関の特長を活かし、地域全体がひとつの医療システムとなって、より良い医療サービスを提供しようとする考え方です。
この「FOAMIE JAM」第一回開催は明石こころのホスピタル、第二回開催はふくやま病院、第三回開催は大西脳神経外科病院、そして第四回目となる今年はいよいよみどり病院を会場として開催することになりました。
参加者は、上記四病院に加え地域の開業医の先生方、介護施設の方また医療従事者等で総勢100名程参加していただく予定となっております。
このような会を開催することによって、診療科、また医療と介護と福祉の垣根を越えて、これまでにない連携を当地域で実現し、それぞれの特徴を活かしながら、患者様にとって負担の少ない最適な医療を提供できつつあります。
病院から施設そして地域へと一歩ずつ着実に連携できてきているのではないかと感じています。
私たち地域連携室では、この「FOAMIE JAM」だけではなく、他の地域の連携の会においても今後も積極的に参加し、地域全体で地域医療を支える!を合い言葉に日々取り組んでいきたいと思います。