サザエ母ちゃん奮闘記第三弾~新体制で奮闘中!院内連携も強化して~

現在、みどり病院の地域連携室では前方連携担当社会福祉士(MSW)1名、後方連携担当看護師1名、MSW1名の新体制で毎日奮闘しております。前方連携とは、救急を含め、他院からの患者様紹介を中心とした連携であり、逆に、後方連携は自院の患者様を他院へ紹介する際の連携を指します。共に、病院にとって重要な業務になりますが、両者をスムーズに行うためには、院内連携をしっかりと機能させる必要があります。

当院での前方連携ですが救急の場合は外来看護師が対応しています。地域連携室での前方連携業務として、外来患者様の介護保険の申請に関する相談やデータ収集業務、外来の予約受付なども承っています。

後方連携では、患者様・ご家族様が退院後の暮らしに不便が生じる事のないよう困りごとは無かったかなどの面談業務や意向の確認、介護保険新規申請のお手伝い、ケアマネジャー選定のお手伝い、施設入所希望の方の施設の検索や申込のお手伝い等を実施しています。

超高齢化が進む昨今、2025年問題、2040問題、8050問題と高齢者にまつわる課題が山積しています。2025年の超高齢化社会像として、高齢者人口の推移が2015年には「ベビーブーム世代」が前期高齢者(65歳~74歳)に到達し、その10年後2025年には高齢者人口は約3500万人に達すると言われています。

更に2040年には社会保障制度さえ維持出来ない事が予測されています。そう聞いてしまうと、恐ろしくさえ感じてしまいますが、しっかりと現実を把握しておく事で予防策も講ずることができるのでは無いかとも感じる事が出来ます。適度な運動を毎日行い、下肢筋力が低下しないよう努力を続ける事、バランスの取れた食事を摂り生活習慣病を予防すること、そして・・・・・貯金をすること(これが一番難しい・・・)なのでしょうか。

しかし、入所出来る施設にさえ入所出来ない可能性が高くなるのですから、やはり病気や衰えから回避しつつ過ごしていく事が大切ですし、私たち病院の地域連携室スタッフとして何ができるかを日々考えていきたいと思います。

神戸市西区と明石市、二つの行政区をシームレスにカバーした、良い地域連携に向けて、当院では今後、外来での介護保険に関する相談業務等、業務の大きな拡大を目指しています。地域連携室を舞台にした活躍に興味のある社会福祉士さんは、ぜひ気軽にお問い合わせください。

【地域連携室 部署ページ】
https://midori-hp.or.jp/regional/
【MSW(メディカルソーシャルワーカー)募集要項】
https://midori-hp.or.jp/recuruit-other-2/#menu8

高齢社会が進む中、様々な形の家族の方と接する中で、様々な調整があり、難しくも楽しく感じる毎日です。いろいろなケースに添った調整を通じた学びと、患者様やご家族様から直接感謝の温かい声を聞くことのできる職場です。

「暮らしと医療・介護・福祉の橋渡しを通じて、地域の方々に笑顔になってほしい」という皆さんと一緒に働けることを、みどり病院の地域連携室スタッフ一同、楽しみにお待ちしています。