痛みや不安を抱える患者さんに親身に寄り添い支えたい!〜医療相談員として10年越しのカムバック〜

この度、みどり病院地域連携室に入職致しましたHです。以前に他院で医療相談員として勤務していましたが、10年ほど一般職(人材派遣会社)を経験して病院からは離れていました。この度、医療相談員として医療の現場に戻るのは久々で、毎日ドキドキ・わくわく・ハラハラしながら先輩の温かい指導のもと働かせて頂いています。

私は医療・福祉業界から離れている10年間、主に営業職として仕事をしていました。人と話すのが好きなので、汗をかきながらの営業回りも楽しく働かせてもらっていました。そんな私がなぜ、営業職を辞めてもう一度、医療相談員の仕事についたかというと、筋膜炎という病気にかかったことがきっかけになります。

前職で働いていた際に足の裏とふくらはぎに痛みと痺れが急に起こり、しばらく我慢して働いていましたが、辛くて営業の仕事を続けることが困難になってしまいました。営業の仕事中に、歩けないほどの激痛と痺れでどうしようもなくなり、家族が心配して病院受診を繰り返しましたが、なかなか診断がつかず、この痛みや、痺れはなんなのだろうかという不安な日々を過ごしていました。

4回目の病院受診の際に、MRI検査を受けて、筋膜炎という診断がつきました。診断名がついた時の安心感は有りましたが、これは治るのか…と、とても不安が強くありました。主治医からは全治4~5か月の見込みで安静療養が一番の治療ですと言われ、家族・会社と話し合い、もう治るまで療養するしかないと決断しました。

療養を決断したのは良いのですが、激痛と痺れで歩けない動けない日が続き、家で寝たきりのような日々を過ごしていました。
足の痺れと痛みに悩まされ不安な気持ちが続く中で、自分が医療相談員として病院で働いていた頃の「患者さんの不安を取り除くための色々な試行錯誤」を思い出しました。1人1人の患者さんに向き合い充実していた当時が懐かしく思われ、自分も医療相談員にもう一度チャレンジしたいと思う気持ちが強くなりました。

患者としての辛さを味わった自分が、もう一度医療の現場に戻り、痛みなどの症状に悩む患者さんに親身に寄り添い支えたいと、筋膜炎が治った段階で、一念発起してみどり病院へ採用応募してみました。最初はブランクの長い自分には、書類選考の通過も厳しいだろうと思っていましたが、もう一度現場に戻りたいと思う熱意を汲んでくれて採用面接のチャンスを頂けることになり(その時は嬉しくて「うぉー!」と叫んでしまいました)、面接の当日は最高に気合を入れてみどり病院の門を叩きました。

内心はドキドキ・ブルブル状態だったのですが、面接では「医療相談員として現場で働きたい」という熱意と、「長い営業職経験で多くの人に向き合い、心を込めて接し、信頼関係を築いてきた自分の強み」を伝えられるよう言葉を尽くしました。

さて結果を待つ間は緊張しかなく一日一日経つのが遅く感じていました。面接から一週間後、いよいよ返事の日です。何度も携帯を見ては閉じ、見ては閉じを繰り返し、ソワソワしながら結果を待っているとなんと選考通過の連絡が来ました。そんな日々を送りながらみどり病院と良いご縁があり、現在、医療相談員として勤務させて頂いています。
一日でも早く先輩方のように患者様、ご家族様の不安を取り除くことが出来るよう、頼りになる医療相談員になれるよう日々精進して参ります。