正しいウォーキングとは?

最近は、ダイエットや健康ブームで何かしら運動を始める方が増えています。
運動といえば、スポーツジムや水泳、ジョギングなど様々なスポーツを思い浮かべますが、若いころと違って俊敏な動きや激しい運動はなかなかできないと思っていませんか?
手軽に行える健康法といえば「ウォーキング」でしょうか?

ウォーキングは、低負荷で長時間継続して行う有酸素運動です。
この有酸素運動は、体脂肪の燃焼や血液循環の促進などにより、肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病の改善や予防に役立ちます。

高齢者にとっては、下肢筋力増強や骨密度の維持、体力増進にも効果があります。
また、悩み事があるとき、気分転換したいときに、散歩をすることで気が晴れたり、意外なアイデアが生まれたりと脳の活性化に良い影響を与えます。

アップル社の共同創立者の一人、スティーブ・ジョブズ氏(Steve-jobs)は散歩が大好きだったと伝記に書かれています。
その他の偉人の中にも散歩に熱心な方がいました。
ベートーベンは、散歩中に何かひらめくとノートに書き留めて、数々の交響曲を生み出しています。
日本の道百選に選ばれた京都にある哲学の道は、哲学者 西田幾太郎が散策・思索した道としてよく知られています。
このように、ウォーキングは、心と体の健康に効果的です。
今回は、効果的なウォーキングとはどのようにすれば良いのかをお話しします。

正しいウォーキング

街中に出かけると、すり足、がに股など不均等な筋肉の使い方をして、疲れやすい歩き方をしている方々をよく見かけます。
以下のことを心掛けて歩きましょう。

その前に・・・Part1~正しい姿勢とは~
壁を背に後頭部、お尻、踵を付けて立ってみてください。
横から見て、耳、肩の中心、股関節の中心、膝の少し前、くるぶしの少し前を通る線がまっすぐだと良い姿勢です。
良い姿勢ができなければ良い歩き方も難しいです。
いつも意識しましょう。

その前に・・・Part2~正しく歩くための準備~
*歩く前に柔軟体操をして体を温めましょう。
*足に合った靴を履きましょう。
*動きやすい服装にしましょう。
*適宜、水分補給をしましょう。

“さあ!歩きましょう!”

*体の重心を前方へ移動しましょう。
*振り出した足は踵から着け、親指で蹴りだしましょう。
*体の重心がぶれないようにしましょう。
*腕は軽く肘を曲げ体の中心より後ろに振りましょう。
*歩幅はいつもより大きめにしましょう。
*視線は4~5m先を見ましょう。
*リズム良く歩きましょう。
*20分以上を目標に、無理はせず、少しずつ距離・時間を増やしましょう。
*歩くスピードを速くしたり、ゆっくりしたり、坂道を歩いたりと歩き方の工夫をしましょう。

まとめ

運動不足は、筋力低下・肥満・生活習慣病・ストレス・脳の活性化の低下などの健康被害をもたらします。
ウォーキングは、手軽に自分でできる運動です。
じっと腰かけて悩んでいるよりもウォーキングのような軽い運動をすることで、「心と体の健康」により良い効果をもたらします。

前述した偉人達のように、アイデアやひらめき、生活の知恵などが思い浮かぶかもしれません。
緑のにおい、木洩れ日、青い空、鳥のさえずりと視覚・聴覚からの刺激も気分を変えてくれるでしょう。
「ウォーキング」を日々の生活の中に習慣として取り入れ、「心と体の健康維持」に努めましょう。
歩き方が気になる方はいつでもお越しください。
私達は皆様の健康増進を応援します