明石市立和坂小学校の左義長(さぎちょう)、見物記

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新年の1月9日(土)午前9時から10時過ぎまで、みどり病院の近隣にある明石市立和坂小学校(わさかしょうがっこう)の校庭で、小学児童、保育園児、その保護者、地域住民らが1,000名以上集まり、毎年恒例の左義長(「とんど」、「どんど焼き」等とも言う)が催されました。
みどり病院も、今年初めて、招かれて、行ってきました。

雲一つない青空の下、和坂小学校の校庭の真ん中に竹で組まれた高さ10メートルほどの円錐のてっぺんには、菱形の白地の板に、地名の和坂の「和」と今年の干支(えと)の「申」(さる)の文字が、和坂小学校の校長と教頭の筆で表裏に一文字ずつ、今年も「幸多かれ」との願いを込めて書かれています。

開会と同時に、人気者のご当地ゆるキャラ4体が、それぞれ子供たち2人に手を取られエスコートされながら登場して、和坂小学校の校庭に集まった子供たちの歓声を浴びました。
人丸小学校区の「まろちゃん」、花園小学校区の「花ちゃん」、王子小学校区の「桜王子」が応援に駆けつけ、そして、しんがりは地元・和坂小学校区の「わさカーニ」です。
しかし、一番人気は紅一点の「花ちゃん」でした。
着ぐるみに入った若い女性の愛嬌たっぷりの仕草に、そばに寄ってきた子供たちが山なりになりました。

来賓の挨拶のあと、いよいよ複数名の代表が竹組みに点火、一気に火が駆けのぼり、黒煙が噴き上げました。
そのうち、生乾きの竹がはぜる「爆竹」の音がばんばんと高く鳴り始め、その勢いは、見物の所まで木っ端が飛んで来はしないかと心配になるくらいでした。

竹組みが燃え尽きた頃、お目当ての、大人も子供も力を合せて搗き上げたばかりの餅入りぜんざい等が振る舞われ、戸外は寒かったけれど温かい気持になって、みどり病院に戻ってきました。

なお、冒頭写真のように、和坂小学校の玄関に掲げられた「こゝろ豊かに たくましく 輝き生きる 和坂っ子」の扁額は、地元の書家・池内艸舟(1914~1993)の作品です。
(2016年1月10日記。事務局 津田明彦)