枝吉ヘルパーステーション ホープでは定期的に社内研修会を実施しています。
今回は「認知症ケアと医療的知識」についての研修をしました。
以前外部研修などで学んだことや訪問介護員として必要な知識を抜粋して研修を行いました。
認知症状への理解と対応
要介護認定の判定を受けた6割の方に認知症状があると言われております。
訪問させていただいている利用者様では実際のところ専門病院で認知症と診断、治療されている方は少数です。
アルツハイマーやレビー小体、脳血管性と代表的な認知症の特徴的な症状について、認知症予防、認知症予防の食事について、認知症初期集中チームの役割についても学びました。
ヘルパーは与えられたサービス業務を実施するだけでなく訪問時の会話のやり取りや部屋の様子、表情、身体状況などから変化がないか、認知症状を観察していくことも必要です。
また若い頃楽しかった時代を思い出してもらうことがあります。
楽しかった時代のことは生き生きと楽しそうにお話しされます(娘時代、新婚時代、子育て時代etc・・・)。
記憶をたどることで脳も刺激されコミュニケーションもスムーズに取れることがあります。
研修を終えて
まもなく超高齢化社会に突入していきます。
高血圧、高脂血症、肥満、糖尿病など認知症の危険因子となる疾患を予防・改善するために、適度な運動、食事、そしてストレスを溜めないよう心掛けて自己管理していかないといけません・・・。
今回学んだことを日常の介護の実践に取り入れ、更には私たち自身の生活にも生かしていきたいと思います。