<新年の挨拶>
希の丘のフェイスブックをご覧いただいたことはございますか?
今年の新年の挨拶を担当してくださったのはNさんです。
「あけましておめでとうございます。また今年もどうぞよろしく」
ホームの前で笑顔で挨拶をされていました。
ビシッときまっています。
<Nさん入居までの経緯>
Nさん(95才、女性)は平成29年5月にこちらのホームに入居されました。
92歳までは一人暮らしをされており、バスに乗って買い物や、通院、役所の手続きなどご自身で行っておられたそうです。
93歳の夏に自宅で熱中症になり、みどりの丘のデイケアに通うようになられました。
デイケアの職員が「Nさんはとてもユーモアがある方で人気者でしたよ。Nさんがデイケアに通えなくなられたあとは“Nさんロス”をしばらく患ったほどです」と話していました。
半年ほどデイケアに通われたそうですが、尻もち転倒され、車椅子生活となり、自宅近くの老健に入所となられたそうです。
入所すぐからリハビリを開始され、頑張り屋のNさんは車椅子から杖歩行までに回復されたそうです。
老健退去後の一人暮らしに限界を感じた娘様がこちらのホームに申し込まれ入居となりました。
こちらに来られてからは持ち前の明るさと痛快な話術で一躍ホームの人気者になられたように思います。
フェイスブックでもカメラを向けるとすぐにポーズを取ってくださり、写真写りもとても素晴らしいです。
デイケアで聞いた評判通りの方でした。
<繕ったるで>
Nさんはとても器用な方で、若い頃から洋裁や手作りが得意だったそうです。
ホームに入居された時に自宅から足ふみミシンを持って来られました。
年季の入ったミシンは今でも時々動いています。
「繕ったるで」のお言葉に甘えてホームの風呂マットや他の入居者の方の繕いものなどお願いすることがあります。
針に糸を通すのに時間がかかることもあるのですが、糸が通ると器用に足を動かされ、スイスイと縫物を済まされます。
とても95歳とは思えないです。
<今から何があるの?>
Nさんが入居されたことでユニットの雰囲気が変わったように思います。
いつも女子会が開催され、色々な話題が飛び交っています。
懐メロや唱歌を歌ったり、百人一首をしたり、いつも賑わっています。
「今から何するの?」職員にも質問攻めです。
私たちも油断はできません。
Nさんの要望に応えられるように頑張っていこうと身が引き締まる思いです。
「今から何があるの?」今日も朝から聞いておられます。
楽しいレクリエーションを提供して、フェイスブックの一場面を素敵な笑顔で飾っていただけるように頑張っていきます。