雇用保険からもらえる手当 ~ご存知ですか?失業保険だけじゃないんです!~

桜の季節も終わり、だんだん暖かくなってきましたね。
みなさんゴールデンウィークはどのように過ごされましたか?
新年度を迎え、職場や生活環境が変わった人も多いのではないでしょうか?

以前、健康保険からもらえる手当についてこのブログでお伝えしましたが、今回は雇用保険からもらえる手当についてお話ししたいと思います。

健康保険からもらえる手当についてはこちら↓
https://midori-hp.or.jp/general-affairs-blog/health_insurance_benefits/

雇用保険は「求職者給付、就業促進給付、教育訓練給付、雇用継続給付」の4種類があり、それぞれの給付の内容は以下のようになっています。

【求職者給付】………求職活動をしている失業者の生活の安定を図るとともに、再就職をするために必要な技能習得を援助するための給付制度。
一般被保険者が失業した場合に支給される給付金のことです。
求職者給付は一般被保険者に対する「基本手当(一般的に失業保険と呼ばれているもの)・技能習得手当・寄宿手当・傷病手当」の4種類と65歳以上の高齢者や、日雇い労働者等に対する「高年齢求職者給付金・特例一時金(短期雇用特例被保険者)・日雇労働者給付金」などがあります。

【就業促進給付】………失業者に早期に再就職してもらうことを目的とした給付制度。
就業促進給付は基本手当の給付日数が残っている間に再就職すると、お祝い金のような趣旨で手当が支給されます。
就業促進手当には、「再就職手当」「就業促進定着手当」「就業手当」「常用就職支度手当」の4つがあります。
他にも、就業促進手当・移転費・広域就職活動費も就業促進給付に含まれます。

【教育訓練給付】………教育訓練の受講にかかる本人の費用負担を軽くすることにより、働く人の知識・スキルの習得、キャリアアップの支援などを目的とした制度。
厚生労働大臣が指定している教育訓練講座を自己負担で受講し修了した際に、かかった経費の一部が給付金として支払われます。
教育訓練給付には、「一般教育訓練の教育訓練給付金」と「専門実践教育訓練の教育訓練給付金」の2種類があり、雇用保険の支給要件期間や給付される額などが異なります。

【雇用継続給付】………雇用保険法に規定される雇用保険の失業給付の一つで、高年齢者、育児休業者、介護休業者の雇用継続の促進・支援を目的とした給付制度。
雇用継続給付には、「高年齢雇用継続給付」、「育児休業給付」、「介護休業給付」の3つがあります。

いかがでしたか?
今回は給付制度の種類を大まかにお話しさせていただきましたが、どの手当にもそれぞれ受給要件があり、申請すれば誰でも受給できるというわけではありません。
また、各自で申請する手当もあれば、事業主の証明が必要な手当もあります。
みどり病院職員の皆さん!
「私は対象になるの?」「どうやって申請すればいいの?」「こんな場合にもらえる手当はある?」など、気になることや分からないことがあれば総務課に聞きにきて下さいね。