ICUでの「ありがとう」~看護助手が思い出す患者さんとのエピソード~

毎日暑い日々が続いていますが、皆様はいかがお過ごしですか?
私は、「待ってました!夏!」って感じです。
私は、四季の中でも1番大好きなのが夏だからです。
今年は、「SUP(サップ)」に挑戦したいと思っています。
「SUP」とは大きなサーフボードの上に立ちオールを使って漕ぐ乗り方をするらしいです。
初なので、楽しみです。

毎日仕事は多忙で、身体的にも精神的にもつらいと感じる事も多々あります。
そんな中でも、看護助手の仕事を続けられているのは、患者様からの何気ない一言に救われたり、忘れられない出会いがあったりと看護助手としての醍醐味や、やりがいのあるエピソードが心に残っているからです。

手術から帰って来られた患者様には、たくさんの管が付いていて点滴や酸素マスクをして帰ってきます。
私たち、看護助手は「大きな手術おつかれ様でした。」って言う気持ちです。
手術から帰って来られた時は、ほぼ接する機会は無いのですが看護師さんと一緒に体位交換をする時など、お手伝いをすることがあります。
その時に心掛けているのは、患者様の気持ちになり、痛みを軽減出来るようにゆっくりと身体を動かしたり、生活しやすい様にベットサイドの環境を整えたりすることです。
術後の患者様は、不安が多くあると思うので、こちらから声をかけたり出来るだけよりそえるように心がけています。

その中でも私が一番印象に残っているのは、心臓の手術を終えてICU病棟から、一般病棟へ移った患者様のことです。
入院中私は、そのベッドサイドで患者様といろいろな会話をしました。
患者様のご家族の話や趣味の話などです。
その時間は、私も心が安らぐ時間で患者様との距離感も近くなった様にも感じました。
何ヶ月か経って退院されて行く時に「ありがとう。」って言って頂いた時に、忙しい中でもとてもいい充実感や達成感を感じる事が出来たので「私こそ、ありがとうございました」と、返答しました。

また、術後にトイレ介助などをお手伝いする事があります。
その時に、患者様のペースに合わせてゆっくり動く様に心がけています。
そんな時に、患者様からの「ありがとう!」という一言で、看護助手としての仕事のやりがいを感じます。