看護部/手術室・中央材料室

手術室では、心臓血管外科・消化器外科・整形外科の手術を行っています。スタッフは看護師4名ですが、毎日手術があるわけではないので、手術の無い日は病棟・外来の業務を行っています。みんなモチベーションを高く持っており、術前カンファレンスに積極的に参加し情報収集を行い、それを基に術前準備・術前訪問を行っています。また、外部研修に参加し個々のレベルアップと業務改善につなげています。

当院の手術室では、医師・臨床工学技士等と協力し、安全で安心な手術の提供を第一に考え手術にあたっています。中央材料室(中材)では、看護助手3名が交替で器材の洗浄・滅菌業務、手術室の清掃・片づけ等、看護師と協力し業務に励んでいます。手術室・中材チームは、兼務者の集まりなので各部署との連携を密にし、日頃からコミュニケーションをとり、チームワークの維持に努めています。

看護部/手術室・中央材料室チームについて

主な役割

●病院内で使用されるあらゆる器具機械の洗浄・滅菌業務
●消化器外科・整形外科・心臓血管外科の手術介助、周手術期看護の実践

患者様を中心に、医師、看護師、薬剤師、検査技師、レントゲン技師、臨床工学技士、理学療法士、管理栄養士、看護助手等それぞれの症例に合わせ専門的立場で積極的にかかわり連携しています。

手術室では、手術症例によりチームメンバーが変わります。手術を行うには、まず準備が必要です。手術室の準備は看護師が行います。医療機器の配置から使用する器材・衛生材料の準備、必要な薬品の準備など。当日、麻酔器など医療機器の点検は、臨床工学技士が行っています。手術が終われば、手術室の清掃・整頓、器材の洗浄・滅菌など看護助手も看護師と一緒に頑張っており、縁の下の力持ち的存在です。

スタッフ教育に関して

・まずは直接介助から。新人看護師にスタッフみんなで関わっています。手洗い、ガウンテクニック、手袋の装着から始め、術前準備、器械展開、器械の受け渡し、麻酔の介助など専門的なことに移行し、その都度振り返りを行いその日の評価につなげています。
・直接介助が独り立ちできたら、間接介助に移ります。間接介助では、医療機器の取り扱い、記録、コスト取り、材料の管理などひとつひとつ症例を通して学習していきます。
・個人のスキルの向上のため、外部研修にも積極的に参加しています。

手術症例に合わせた専門チーム体制

消化器外科手術のチーム

消化器外科の手術では、外科医・麻酔科医・看護師で手術を行いますが、術中造影などの場合は放射線技師に連絡し撮影を行います。もちろん手術終了時のレントゲン撮影もあります。体内遺残防止、ドレーンの位置確認などのためです。

整形外科手術のチーム

整形外科の手術のチームメンバーは、整形外科医・麻酔医・看護師で、透視下で行う手術に関しては、放射線技師も手術に入っています。整形外科の手術の器材は貸出器材が多く、メーカーへの器材発注もあり、ここも大事な連携の一つです。

心臓血管外科手術のチーム

心臓血管外科の手術には、心臓血管外科医・循環器内科医・麻酔科医・看護師・臨床工学技士・検査技師・薬剤師などが連携しています。臨床工学技士は、心臓の手術には欠かせない人工心肺装置・自己血回収装置を操作しています。また、医療機器の点検、メンテナンスを行っています。検査技師は、術前・術中・術後の検査はもちろん、輸血の管理などにも関わっています。薬剤師は、手術に必要な薬品の管理、麻酔科医との連携も行っています。

その他手術に関わるスタッフ

その他、入院前・入院中にたくさんの看護師が関わります。理学療法士は、術前訓練、術後の離床・リハビリを行って早期に社会復帰できるよう関わっています。栄養士は、栄養管理・栄養指導。放射線技師は、術前検査、術後の経過をレントゲン撮影しています。このように、多職種が一人の患者様の手術期(術前・術中・術後)に何かの形で関わっています。

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